映画『2012』を観た感想

 

以前、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』を観た感想(ほぼ悪口)を書きましたが、さらにそれを上回るイライラ映画を発見!!!
 

 

「何なの、これ?」「わざと人をイラつかせる為に作ったの?」というくらい酷い映画でした。
イライラしすぎて見終わった後には頭痛がしたくらいです。

※今回も観ていてあまりにもイライラしたので、言葉遣いが悪いです。あと今回はネタバレがあります。

●あらすじ●
地球が滅亡に向かっていることを偶然知ってしまったリムジン運転手(本業は作家)のジャクソン。
これまた偶然に、各国の政府が人類を救うべく用意している巨大な船が存在することを知ります。
自分と家族(元妻と子供2人)も乗せてもらおうと、その船目指して一直線。
ジャクソン一家と地球の未来はどうなる・・・?

主人公と子供たちが立ち入り禁止区域に勝手に入りこみ(この行為にもイライラ)それをきっかけに知り合った、明らかに胡散臭そうなラジオDJの話から「地球の滅亡」と「巨大な船の存在」を確信するという強引な流れで物語が始まります。

そこから『主人公補正』『ご都合主義』だらけの展開が続くのですが、終始ツッコミとイライラが止まりません。
 

まず『主人公補正』で絶対死なないマンになったジャクソンとそのご一行は、大地震で割けた道路も、倒れてきたビルも、火山の噴火により飛んできた火の玉だってスイスイ避けちゃいます。

どんなに危険極まりない場面でも主人公のジャクソンは絶対に死にません。これ死んだな~の場面でも助かります。そしてその家族(元妻と子供)も絶対に死にません。

それ以外の人間はあっさり死んでいくのにね。
 

また乗るはずだった小型飛行機の操縦士が死んでても同行者(元妻の今カレ?旦那?)が偶々操縦できたり、大型飛行機が必要になった時には主人公の雇い主(金持ち)が偶然居合わせて運良く大型飛行機に乗れることになったり、何だかんだと主人公の望み通りに話が進んでいきます。

『ご都合主義』はまだまだ続き、目的の巨大船までもう少しというところで、そこで働いている作業員の家族に偶然出会い、お偉いさんか大金を払った人しか乗ることのできないノアの方舟的な巨大船にだって忍び込めちゃうのです。

もうこの家族はそこらへんに突っ立ってたって、きっと運良く助かるに違いありません。

『偶然』『運良く』『都合良く』
こんな展開ばかりで話が進むので、リアリティのかけらもありません。

家族の一人でも死んでくれればまだ納得もできますが、死ぬのはそれ以外の人間ばかり。

大型飛行機が燃料切れになるタイミングで操縦していた人が犠牲になり、最初から一緒に行動していた元妻の今カレですら、後半唐突に死にます。「これで死ぬなら主人公はとっくの昔に死んでるわ!!!」っとイライラとツッコミが止まりません。

今カレが死んだのはきっと、家族が元サヤに納まるのに邪魔だったからです。本当に酷い話です。

さらに終盤、このご一行が無理矢理乗り込んだせいで巨大船にトラブルが発生し、他の乗客を危険にさらすところでイライラのピークがやってきます。

そしてその後、「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」という至極当然のことをしているだけなのに、なぜか主人公はまるでヒーロー扱い。この展開にさらにイライラが募ります。イライラしすぎて頭の血管がブチ切れそうです。

「この家族が死ねばいいのに!!」

何度そう思ったことか!!なんでこの家族だけがこんなに特別なのか、本当に意味不明です。

それに加えて、アメリカ大統領の科学顧問を務めていた黒人博士もクズでした。

「災害時期の予測」という自らの仕事も全うできていないのに、政府側の仕事(情報統制や秘密工作)にケチをつけ、そもそも数十億人の一般人は見捨てる計画だった癖に、已む得ない状況から乗せきれなかった乗客を(そんなことしてたら最悪全滅の恐れもあるのに)乗せるよう各国首脳に感動めいた演説で主張したりして・・・。

すでに何億人も見捨ててきた後で、今さら善人ぶられてもね~。
大体、自分が災害時期の予測をハズしたからこんな状況になってるんじゃないの??

自分は犠牲になりたくないけど・・・でも目の前で見捨てたら後味悪いし・・・だから助けよう・・・みたいな?

「そんなに他の人助けたいなら、お前が降りろよ!!」と言ってやりたい。

こういう口だけで自分の犠牲を払わない人間が一番タチが悪い。
善人ぶってるところに本当に腹が立ちます。

悪役のような立場になった責任者が、「そんなことして人類が絶滅したら責任が取れるのか」みたいなことを言うんですが、そっちの意見の方がよっぽどまともで賛同できます。

●感想●
終始ツッコミ所が満載の映画です。そうやって楽しむように作られた映画ではないでしょうけど、それ以外の楽しみ方は見つかりません。ちゃんと観ようとするとイライラしか感じません。
何はともあれ、ご都合主義のやりすぎと、主人公とその仲間たち(この場合は家族)は絶対死なない設定ではいい物語は作れないってことですね。

 

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