生理痛がひどくなってきたので病院に行ってきた

病院に行こうと思ったきっかけは・・・

元々の、私の生理痛レベル(っていうのかな?)はというと…

  • 経血が多い日(2~3日目あたり)は、痛み止めの薬が手放せない
  • なんの前触れもなく不意に襲ってくる、お尻の奥の方を突如ギュッと掴まれたような、突き上げるような痛みが時々ある。(ほんの数秒~数十秒くらいなんだけど、あまりの痛さに動けなくなる)
    これ、おしりぎゅーんっていうらしいです。色々調べていた時にようやくぴったりな表現を発見!
  • たまに吐き気と頭痛も一緒に起こる。

 

昔からずっとこんな感じだったので、私の中で生理は「痛くて当たり前」「薬飲めばそれなりに痛みは消えるから大丈夫」って感覚でした。

ところが、1年くらい前のこと。
『これまで経験したことのないような強い腹痛に激しい動悸、吐き気、血の気が引いてきて手足の指先からスーッと冷えていく感覚、全身が冷や汗?脂汗?でびっしょりになり、下半身がガクガクして歩けない・・・』といったことがあったのです。
 
最初は、「今日の生理痛は薬飲んでも効かないなぁ~」くらいの感覚で、、
その痛みの中に下痢っぽい感じの痛みと吐き気もあったから、「食あたりかな?」なんて思ったりもしてて、、(でも、トイレ行っても何も出ない。)

そうこうしている内に、腹痛は痛みを増し、呼吸が荒くなり(激しい運動の後みたいだった)、心臓がバクバクしてきて、横になりたくて布団に戻ろうと思っても足がガクガクしちゃって立てない歩けない…。
全身は汗でびっしょりなんだけど、手足はすごく冷たくて、熱さと寒さがごちゃまぜの変な感覚だった。

人生で初めて、救急車を呼ぶかどうかを悩みました。
結局「もうちょっと我慢してみよう」を繰り返してたら、なんとか耐えられたので呼ばなかったけど。
 
このことがあったのと、前から経血に混じってレバー状の塊が出てくることも気になっていたので、病院に行くことにしたのでした。

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子宮筋腫?

『生理痛の相談は当院へ』がうたい文句の女医さんが診てくれるというレディースクリニックへ!
内診とエコー検査をしてもらったところ、子宮筋腫と判明。

(詳しい大きさは忘れてしまったけど)すぐにどうこうという大きさではないらしく、3ヶ月後にもう一度大きさを測るから、それまでは痛みをコントロールしましょうってことになりました。

「妊娠を考えているなら漢方、そうでないならピル。」ってことだったので、とりあえず漢方を選択。
(処方されたのは『ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒』でした)

1日3回漢方を飲んだ結果

私の場合、漢方で生理痛は軽減されなかったです。

3ヶ月後、そのことを伝え、筋腫の大きさを測ったところ変化なし。
→「別の漢方を試してみましょう。」ということに。(今度は『ツムラ桂枝茯苓丸エキス顆粒』)

ピルを使わない場合は、漢方しかないのかな?
とにかく別の漢方をすすめてくるだけでした。

「今度のは1ヶ月分だけ出すので、1ヶ月後に効果を聞かせてください。」と言われ病院を後にしました。

さらに1ヶ月、別の漢方を飲んだ結果

今度のは生理痛が軽くならないばかりか、飲み始めてからつねに胃の不快感がひどくて散々だった。

以前片頭痛の改善の為に漢方を飲んだ時も効果なかったので、体質的に漢方が効きづらいとかあるのかな?

なんとか飲み切ったけど、病院行ってもまた新しい漢方すすめられるだけだろうなと思うと病院に行く気も起きず、半年くらい放置。
(一番やってはいけないパターンのヤツです)

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別の病院に行ってみることに・・・

ここ数ヶ月、生理痛がひどくなってきた(痛みが強くなり、経血が減ってきても痛いことが多くなってきた)ので、「やっぱり放置はいかん!」と別の病院を受診。
 

前回同様、症状を伝えて内診とエコー検査をしてもらった結果…

筋腫は3つ(2.5センチくらいのが2つ、4.5センチくらいのが1つ)で、(筋腫と言ったけど)子宮内膜症や肉腫の場合もあるので血液検査をしてから判断しましょう」となりました。

(「今回の先生はいい人!ちゃんと調べてくれる!」って思った。
前回の病院で、ただただ漢方を勧めてくるだけだったのが、心のどこかでずっともやもやしてたみたいです(>_<))

 

この時言われた3つがこちら↓↓↓
(肉腫ってやつの可能性もあるらしい)
 

『子宮内膜症』

子宮内膜は、子宮の内側にあるビロードのように軟らかい組織です。子宮内膜症では、この子宮内膜とよく似た組織が、卵巣やおなかの中など子宮以外のあちこちの場所で、エストロゲンの作用によって増殖と剥離を繰り返します。
 ふつう、はがれ落ちた内膜や血液は月経となって腟から排泄されます。しかし、子宮の外で増殖し、はがれ落ちた内膜や血液には出口がありません。そのために、小さな血液の固まりとなり、やがて大きく成長したり、周囲と癒着してさまざまな障害を起こすようになるのです。

 

『子宮筋腫』

子宮の壁は、平滑筋という筋肉でできています。妊娠によって子宮が大きくなったり、出産の時に陣痛が起こるのもこの筋肉が伸縮するからです。子宮筋腫は、この筋肉層にできた良性の腫瘍で、平滑筋の細胞が異常に増殖したものです。

 

『子宮肉腫』

子宮は、膣に近い子宮頸部(けいぶ)、その奥の子宮体部に分かれます。そして子宮体部にできる悪性腫瘍には、がんの他に肉腫があります。また、子宮体部にできる良性腫瘍には子宮筋腫があります。子宮筋腫は良性であるので命を落とす危険はないのですが、子宮肉腫と区別しにくく、子宮筋腫と思っていたら子宮肉腫であった場合もあるので油断できないのです。

さて、子宮肉腫は婦人科のがんの中でもまれな病気で、子宮体がんの2~5%です。子宮肉腫は、子宮頸部より体部に多く発生し、その大部分は筋肉から発生します。

子宮内膜症でした!

2日後、血液検査の結果を見せられながら説明されたのが、大体こんな感じでした。

  • 子宮内膜症があると反応するのがCA125(腫瘍マーカー)→ 35以下が正常値のところ“191”
  • 体のどこかで炎症が起きてると反応するのがCRP → 0.3以下が正常値のところ“0.19”
    (全く炎症がないと0.03とかなので、反応が出てるってことらしい。因みに内膜症っていうのは元々骨盤の中で炎症を起こしているってことらしい。)
  • 子宮の腫れている部分が(子宮肉腫という子宮の筋肉のところにできる)悪性腫瘍であるかどうかはLD(LDH)→ 245までが正常値のところ“250”
    (100%反応するわけではないけど)肉腫があると800・900という数値が出るから、250でも問題ない。

右の卵巣の腫れと子宮の筋肉のところの腫大している部分が内膜症で起こっているものと思われます。
 

最初に言われたのがCA125のことで、腫瘍マーカーって癌検査のイメージだったから、CA125=腫瘍マーカーが正常値の5倍以上??!!ってことで、かなりドキドキしながら後の説明聞いてました。
でも癌ではないみたいなので一安心。

とはいえ、内膜症もほっといていいものではないので治療法をいくつか提案されて、私はディナゲストという薬で治療することにしました。

ちょっと長くなってしまったので、そのことはまた別で書こうと思います!
 
とりあえず生理痛がひどくなってきた人は病院へ行った方がいいですよ~、ってお話でした。