『クリミナル 2人の記憶を持つ男』その人をその人たらしめるものは何だろう・・・

主演ケヴィン・コスナー
監督アリエル・ヴロメン
ジャンルスパイ・アクション
公開2016年
上映時間113分
あらすじCIAエージェントのビリーが極秘任務の最中に死亡した。彼は米軍の核ミサイルを遠隔で操作できるプログラムを開発した謎のハッカー、ダッチマンの居場所を知る唯一の人物だった。ダッチマンを捜し出し世界の危機を救うための最後の手段は、ビリーの記憶を他人の脳に移植すること。
その移植相手に選ばれたのは、凶悪な死刑囚ジェリコだった。記憶が失われるまでのタイムリミットは48時間。ジェリコは自身とビリーの「2人の人格」が脳内でせめぎ合う中、テロリストとの壮絶な闘いに巻き込まれていく…。
配信

※本作品の配信情報は2018年12月26日時点のものです。配信が終了している、または見放題が終了している可能性がございますので、現在の配信状況についてはホームページもしくはアプリをご確認ください。

 

幼い頃に受けた父親からの暴力が原因で脳の一部を損傷し、善悪の判断や人間的な感情、感覚を持ち合わせていない主人公のジェリコ(ケヴィン・コスナー)

その損傷し未発達な部分の脳に殺害されたCIAエージェント・ビリーの記憶が移植された。
 

最初こそ無銭飲食、暴力、窃盗などやりたい放題のジェリコだけど、ビリーの妻と娘に会い、移植された記憶から感情を知り、愛を知る・・・。最初は粗暴なだけだったジェリコが戸惑いながらも、理性や感情を自覚して人間的になっていくところが何だかとても可愛らしかった!

けれども敵と判断した相手には容赦ないところや、クライマックスの「今、病院に戻らないと記憶が消える=人間性を失ってしまう」っていう状況で、ビリーの妻と娘を助けるために一人で敵に向かっていくような無謀なところは残っている。

ジェリコとビリーの良いとこどりして、とっても魅力的なキャラクターが生まれたよ!

暴力的描写って基本的に好きじゃないのですが、このジェリコの悪意のない粗暴さは何だか笑えました。

あとラストのスカッとしてウルっとくる展開も良かった!

ただ気になったのがビリーの奥さんの気持ち。

自分が愛した人の記憶を持ってる別の人。

外見は全くの別人、でも自分との共通の思い出を持っている人。

自分と愛し合った記憶を持っている人。

その人は自分が愛した人なのか・・・。
 

これは逆の記憶喪失のパターンとかでも考えるんだけど・・・

外見はその人なんだけど記憶がない(=人格も微妙に違う)場合、その人は自分が愛した人なのか。
 

「その人をその人たらしめるものは何だろう・・・」

ということを考えさせられた作品でもありました。

単純にスパイ・アクション映画として楽しめるだけでなく、クスっと笑えるコメディ要素(CIA支局長の無能っぷりもツッコミどころ満載で面白かった!)や、ちょっと切ないラブストーリーという要素まである、何ともお得(?!)な映画となっております。

まだ観たことない人はぜひ!おススメです(*^^*)